長さ約43mmの南洋真珠 内部は「ミルフィーユ」のような層構造だった
GIAが長さ約43mm、76.79ctの大きな南洋養殖真珠を調べました。
X線で見ると、真珠層と有機物が間隔を空けて重なる珍しい内部構造が確認されました。
大きさだけでなく、構造や扱い方にも目を向けたくなる事例です。
大きいのに、手にすると意外に軽い。その理由は、真珠の内側にありました。GIAニューヨークラボのEmiko Yazawa氏が、珍しい成長構造を持つ南洋養殖真珠を報告しています。
大きな真珠の中に、離れて重なる層
調べた真珠は76.79ctで、長さは42.97mm。X線観察では、真珠層と薄いベールのような有機物が、間隔を空けて同心円状に重なっていました。原典は、この様子を菓子のミルフィーユになぞらえています。
大きさと丈夫さは、別の話
空洞を含む内部構造と薄い真珠層のため、この個体は非常に壊れやすいと報告されました。形成には貝の環境や健康状態が関わった可能性が論じられていますが、原因は確定していません。南洋真珠すべてが同じ構造という意味でもありません。
実物では、サイズの先も見てみよう
真珠の図鑑を読んだら、ルースやネックレスの説明で、寸法・形・表面状態・取り扱い上の注意を見比べてみましょう。大きさを楽しむことと、用途に合うものを選ぶことは両立できます。内部構造は商品写真だけで決めつけず、不明点は販売店に確認するのがおすすめです。
真珠のルースを楽天市場で探す →商品探索先は一般に流通する真珠です。今回の調査個体や同様の内部構造を持つ商品の販売・在庫を示すものではありません。
写真は別の真珠の参考標本です。今回の大型個体ではありません。画像:James St. John / CC BY 2.0。調査個体の外観とX線画像は原典をご覧ください。
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原典・出典
Large South Sea Bead Cultured Pearl with Mille-Feuille Structure
GIA Gems & Gemology · 原典公開日 2026-10-01
利用条件・権利情報:原典を確認した独自の日本語要約。原文・X線画像・調査個体写真は転載していません。参考写真は既存CC BY 2.0素材を帰属表示付きで再利用。
画像出典:James St. John / CC BY 2.0(別の真珠の参考標本。今回の大型個体ではありません)
