ベンヌは「氷が生まれる境界」でできた? 試料分析が示す小惑星のふるさと
ETHチューリヒの研究者が、小惑星ベンヌの試料に含まれる元素の同位体を分析しました。
リュウグウやCIコンドライトに似た特徴から、共通する材料の集まりが示唆されています。
母天体が水の氷のできる境界付近で生まれた可能性を探る研究です。
小さな石の成分から、太陽系のどこで材料が集まったのかをたどる。ETHチューリヒは、NASAの探査機OSIRIS-RExが持ち帰ったベンヌの試料を分析し、その起源に関する研究を発表しました。
石に残る、成分の指紋を比べる
分析したのは鉄・チタン・クロムの同位体です。同じ元素でも質量が異なる原子の割合を比べると、ベンヌはリュウグウやCIコンドライトと似た特徴を示しました。研究チームは、共通する宇宙の塵の集まりに由来する手がかりと捉えています。
氷ができる境界が、材料の集まる場所だった?
研究で示された有力なシナリオは、ベンヌの母天体が、水の氷のできる境界付近で形成されたというもの。太陽系の内側と外側の細かな材料が混ざり、氷がそれらをつなぐ役割を果たした可能性があります。形成場所を直接見たわけではなく、試料の分析に基づく解釈です。
隕石標本の分類を読む楽しみ
隕石の図鑑を入口に、標本の分類名や来歴を見てみましょう。「隕石」とひとくくりにされるものにも種類があり、見た目だけで起源は分かりません。ニュースに出てくる分類名を知ると、実物のラベルから読み取れることも増えていきます。
メテオライトの標本を楽天市場で探す →商品探索先は一般に流通する隕石標本で、ベンヌやリュウグウの持ち帰り試料ではありません。研究で扱われたCIコンドライトと、すべての流通隕石が同じ分類という意味でもありません。
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原典・出典
Mystery surrounding the formation of asteroid Bennu solved
ETH Zurich(スイス連邦工科大学チューリヒ校) · 原典公開日 2026-09-23
利用条件・権利情報:大学の研究発表を確認した独自の日本語要約。原文・研究画像の転載はしていません。
