現代でも「ルビー」と間違われた赤いスピネル GIA鑑別で判明
GIA香港ラボに「ルビー」として提出された3.37ctの赤紫色石が、鑑別でスピネルと判明しました。
さらに加熱処理とガラス充填も確認され、見た目だけで宝石を判別する難しさが分かる事例です。
歴史的にルビーと混同されてきたスピネルの話が、現代の鑑別現場でも続いています。
何が起きた?
GIA香港ラボに、3.37ctの透明な赤紫色オーバルカットが「ルビー」として持ち込まれました。しかし屈折率や吸収スペクトルなどの検査から、石はルビーではなく天然スピネルと判定されました。
さらにフォトルミネッセンス分光では加熱処理を示す特徴が確認され、ラマン分光によって表面に達する部分の充填材はガラスと同定されています。
なぜ面白い?
赤いスピネルは、色だけを見るとルビーと非常によく似ています。歴史上も長くルビーと混同されてきた宝石で、英国王室の「黒太子のルビー」も実際にはスピネルとして知られています。
現代の宝石鑑別でも、色だけでなく屈折率や分光分析など複数の検査が必要になることがよく分かる事例です。
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原典・出典
Heat-Treated Red Spinel
GIA Gems & Gemology · 原典公開日 2026-10-01
利用条件・権利情報:原文転載なし・GIA原典に基づく独自要約。画像は既存メディアの権利表記に従う。
画像出典:Rob Lavinsky / CC BY-SA 3.0(いしみる既存メディア/記事イメージ)
