天然石図鑑
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サヌカイトとは?叩くと澄んだ音がする讃岐岩・香川の火山岩を解説

二上山産のサヌカイト実物標本
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サヌカイト(讃岐岩)は、香川県の讃岐地方にちなむ黒〜濃灰色の火山岩です。緻密なものは叩くと金属的で澄んだ音を出すため、石琴や打楽器にも使われます。

まず3つだけ
  • サヌカイト(讃岐岩)は、香川・讃岐の名をもつ黒〜濃灰色の火山岩
  • 緻密な石を叩くと金属のように澄んだ音が響くのが大きな特徴
  • その音色を生かし、石琴や打楽器として使われるほど「音を楽しめる石」でもある
サヌカイト(二上山産)の実物標本
サヌカイト(二上山産)の実物標本。CC BY 3.0

石のきほん|基本データ

名前サヌカイト/讃岐岩 / Sanukite
分類高Mg安山岩質火山岩/sanukitoid volcanic rock
化学組成岩石のため固定式なし
結晶系岩石のため単一結晶系なし
モース硬度岩石として高硬度・緻密。鉱物組成で変動
色黒〜濃灰色

火山岩

サヌカイトは火山活動で生まれた緻密な火山岩で、単一鉱物ではありません。

冷却

地表付近で冷えて固まり、細粒で緻密な組織をもつ岩石になります。

澄んだ音

緻密で均質な一部の材は、適切な形に加工すると打撃で澄んだ音を響かせます。

いしみる作成|サヌカイトの成り立ちと鳴る石の特徴を整理した模式図。実物写真ではありません。

STONE STORY|名前と成り立ち

名称はドイツ人地質学者Heinrich Edmund Naumannらの時代から讃岐地方の特徴的な火山岩として研究され、香川県屋島・五色台周辺などが著名です。火山岩という点ではオブシディアンやライオライトとつながりますが、組成・組織は別物です。古代には石器材料としても利用されました。

石言葉・文化的な意味

天然石文化では「音」「調和」「集中」などが語られます。いしみるでは、鉱物の色より『叩くと鳴る岩石』という物性を楽しむ記事にします。

選ぶときに見るところ

音

打撃試験は販売者許可のある標本だけ。薄く緻密な片ほどよく響く場合がある。

岩石

単一鉱物ではなく火山岩。

産地

讃岐岩という名称と香川の地質的産地を確認。

処理・類似石・表示の注意

音を確認するため強く叩くと標本を破損する可能性があります。文化財・天然記念物・採取禁止地では採集しないでください。

主な産地・分布

香川県の屋島、五色台、坂出周辺など瀬戸内地域が代表的です。

代表地域:香川県(屋島・五色台・坂出周辺など)

いしみる作成|本文で扱う地域を簡略表示。採取可能地点や資源分布を示す地図ではありません。

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お手入れと保管

比較的丈夫ですが薄板は割れます。乾拭きで十分。音響標本は角をぶつけないよう保管します。

参考資料・出典
  1. Geological Survey of Japan — Sanukite/Sanukitoid research
  2. J-STAGE — Petrology of Sanukitoid rocks in the Setouchi volcanic belt

複合素材・岩石・流通名では、商品名だけで鉱物種や産地を断定せず、確認できる範囲を明示しています。

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