インディゴガブロとは?ミスティックマーリナイトは鉱物名ではない
インディゴガブロは一つの鉱物ではなく、黒〜灰白の粗い斑模様を持つガブロ質岩石に使われる流通名です。ガブロは地下でゆっくり冷えた苦鉄質の深成岩で、斜長石と輝石を主要成分とします。
- インディゴガブロは、黒・灰・白・紫がかった斑模様をもつガブロ質岩石の流通名
- 地下でゆっくり冷えた深成岩らしい、粗い粒とまだら模様が魅力
- 「ミスティックマーリナイト」と呼ばれることもありますが、独立した鉱物名ではない


上のAIイメージは見た目をつかむための補助です。実物を選ぶときは、商品写真と産地・岩石名・構成鉱物の説明を優先してください。
石のきほん|基本データ
| 名前 | インディゴガブロ/Indigo Gabbro / Mystic Merlinite(流通名) |
|---|---|
| 分類 | ガブロ質深成岩の流通・装飾材名 |
| 化学組成 | 岩石のため固定式なし。主に斜長石+輝石等 |
| 結晶系 | 岩石のため単一結晶系なし |
| モース硬度 | 構成鉱物により変動。研磨材としては概ね中程度〜硬質 |
| 色 | 黒、濃灰、白、灰紫〜青紫がかった斑模様 |
どんな石?
USGSのガブロ標本では中粒の暗灰色岩で、斜長石66%、輝石28%、不透明鉱物6%という例が示されています。もちろんインディゴガブロの正確な鉱物比は標本ごとに異なり、商品名だけで固定組成を与えることはできません。
いしみる作成|本文の特徴を整理した模式図。実物写真ではありません。
ガブロの見方:斜長石+輝石+不透明鉱物など、複数の鉱物粒が組み合わさった岩石です。「Indigo Gabbro」「Mystic Merlinite」は流通名で、単一鉱物名ではありません。
STONE STORY|名前と成り立ち
天然石市場ではマダガスカル産の黒白〜青紫斑岩がIndigo Gabbro、Mystic Merliniteとして流通します。ただしMerlinite(メルリナイト)という別の流通名は樹枝状のカルセドニー系素材にも使われるため、名前が非常に混乱しやすい分野です。
石言葉・文化的な意味
販売文脈では「陰陽」「統合」「変容」など白黒の模様から連想したテーマが語られます。いしみるでは『岩石は複数鉱物のチーム』という入り口として紹介します。
選ぶときに見るところ
岩石名
鉱物一種ではなくgabbroic rockであることを確認。
模様
黒・灰・白〜紫灰色の結晶粒が自然にかみ合う模様を見る。
流通名
Mystic MerliniteとMerliniteを同じ地質素材と決めない。
処理・類似石・表示の注意
主な産地・分布
流通品ではマダガスカル産として販売されるものが多い一方、gabbro自体は世界各地に普通に存在します。
主な流通産地:マダガスカル
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お手入れと保管
複数鉱物の集合体なので部分ごとに硬さが異なります。研磨品は中性洗剤と柔らかい布、落下を避ける程度で十分です。
参考資料・出典
- USGS — Gabbro petrographic description
- Mindat — Gabbro specimen with plagioclase and pyroxene
- 石しるべ 天然石Lab — Indigo Gabbro trade-name note
複合素材・流通名では、商品名だけで鉱物種や産地を断定せず、確認できる範囲を明示しています。
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