レインボームーンストーンとは?特徴・正体・選び方をわかりやすく解説
レインボームーンストーンは、白〜無色の長石地に青や虹色の閃光が浮かぶ宝石流通名です。名前にMoonstoneとありますが、宝石学的には多くがラブラドライト組成の斜長石で、正長石系ムーンストーンとは別系統です。
- レインボームーンストーンは、白〜無色の地に青や虹色の光が浮かぶ長石の流通名
- 宝石学的には多くがラブラドライト系で、正長石系ムーンストーンとは別の仲間
- 石そのものの色より、角度によって現れる青〜虹色の閃光を楽しむ石
石のきほん|基本データ
| 名前 | レインボームーンストーン |
|---|---|
| 分類 | ホワイトラブラドライトに使われる宝石流通名 |
| 化学組成 | Plagioclase feldspar(主にLabradorite系列) |
| モース硬度 | 6〜6.5 |
どんな石?
レインボームーンストーンは、白〜無色の長石地に青や虹色の閃光が浮かぶ宝石流通名です。名前にMoonstoneとありますが、宝石学的には多くがラブラドライト組成の斜長石で、正長石系ムーンストーンとは別系統です。
Moonstone
主に正長石系の長石で、青白い光が浮かぶアデュラレッセンスが代表的。
Rainbow Moonstone
多くは白色〜無色のラブラドライト系斜長石で、青〜虹色のラブラドレッセンスを示します。
共通点
どちらも長石グループですが、流通名と鉱物学的分類は同じではありません。

比較参考|ラブラドライト
レインボームーンストーンの多くが属するラブラドライト系斜長石の実物例。

比較参考|ムーンストーン
正長石系ムーンストーンの実物例。レインボームーンストーンとは鉱物学的な位置づけが異なります。
STONE STORY|成り立ちと名前
内部の非常に細かな長石ラメラが光を干渉・散乱させ、青、緑、黄、橙などのラブラドレッセンスを生みます。鉱物学的にはラブラドライト系であることが多く、ムーンストーンのアデュラレッセンスとは区別して見るのが基本です。名前だけが似るムーンクォーツは石英系流通名なので、さらに別物です。
石言葉・文化的な楽しみ方
天然石市場では色や模様からさまざまな意味が語られます。いしみるでは、科学的な性質・地質学的な成り立ちと、文化的な意味づけを分けて紹介します。
選ぶときに見るところ
正面だけでなく角度を変えて虹色の閃光が動くか、地色の透明度、クラック、鑑別名がLabradoriteか確認します。
処理・類似石・表示の注意
『レインボームーンストーン=ムーンストーンの虹色版』と単純に考えると誤解します。多くはLabradoriteとして鑑別されます。
主な産地・分布
インド、マダガスカル、スリランカなどから流通します。
インド
白色〜無色のラブラドライト系素材が流通する代表地域のひとつ。
マダガスカル
ラブラドライト系長石が広く知られる地域。
スリランカ
長石系宝石の流通で知られる地域のひとつ。
あわせてみる
名前の似たムーンストーンの光学効果は、4コマ|ムーンストーン「月がなくても、ぼくに任せて!」でも確認できます。レインボームーンストーンは多くがラブラドライト系なので、同一素材としてではなく比較して見てください。
お手入れと保管
長石は劈開があるため落下に注意。温かい石鹸水でやさしく洗い、超音波は避けます。
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