テクタイトとは?特徴・正体・選び方をわかりやすく解説
テクタイトは、巨大な隕石衝突の熱と圧力で地表の岩石が溶け、飛散して急冷した天然ガラスです。宇宙から飛来した隕石そのものではなく、衝突を受けた地球側の物質からできる点が重要です。
- テクタイトは、巨大な隕石衝突で地表の物質が溶け、飛び散って急冷した天然ガラス
- 黒・褐色・緑色などがあり、地域によって姿や名前が大きく変わる
- 宇宙から落ちてきた隕石そのものではなく、衝突を受けた地球側の物質からできている



石のきほん|基本データ
| 名前 | テクタイト |
|---|---|
| 分類 | 隕石衝突でできる天然インパクトガラス |
| 化学組成 | シリカを多く含む天然ガラス(組成は衝突地点の岩石で変化) |
| モース硬度 | おおむね5〜6前後(種類で差) |
どんな石?
テクタイトは、巨大な隕石衝突の熱と圧力で地表の岩石が溶け、飛散して急冷した天然ガラスです。宇宙から飛来した隕石そのものではなく、衝突を受けた地球側の物質からできる点が重要です。緑色の代表例はモルダバイト、別の衝突ガラスにはリビアングラスがあり、火山ガラスのオブシディアンとは成因が異なります。
1. 隕石が地表へ到達
大きな衝突で地表に強い熱と圧力が加わります。
2. 地表岩石が溶ける
衝突地点の岩石が溶融します。
3. 溶けた物質が移動
溶融物が周囲へ移動します。
4. 急冷
空中や着地後に急冷し、天然ガラスになります。
テクタイトの材料は主に地球側の岩石です。
STONE STORY|成り立ちと名前
「tektite」はギリシャ語の「溶けた」を意味する語に由来します。黒〜褐色のインドシナイト、緑色のモルダバイトなど、散布域によって呼び名や外観が異なります。表面の溝やくぼみ、内部の気泡や流理が見られるものもあります。
石言葉・文化的な楽しみ方
天然石市場では色・模様・由来からさまざまな石言葉や願い事が語られます。いしみるでは、科学的な性質・地質学的な成り立ちと、文化的・商品的な意味づけを分けて紹介します。
選ぶときに見るところ
散布域名、色、透明度、気泡、流理、表面形状、来歴を確認します。特にモルダバイトなど高価なタイプは人工ガラスとの区別が重要です。
処理・類似石・表示の注意
テクタイトは「宇宙のガラス」と説明されることがありますが、主原料は地球の岩石です。黒色ガラス、スラグ、オブシディアンが似ることがあるので、見た目だけで判断しません。
主な産地・分布
東南アジア〜オーストラリア、中央ヨーロッパ、北米、西アフリカなど複数のテクタイト散布域が知られます。
東南アジア〜豪州
広い範囲でテクタイトが見つかる代表的な散布域。
中央ヨーロッパ
モルダバイトで知られる地域。
北米・西アフリカ
別系統の衝突イベントに由来する散布域が知られます。
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お手入れと保管
ガラス質で硬さは中程度ですが、脆く貝殻状に割れ、鋭い縁ができます。落下・衝撃を避け、他の硬い石とぶつからないように保管します。
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ブレスレット、ルース、原石など、気になる形から見比べられます。
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