パラサイトとは?特徴・正体・選び方をわかりやすく解説
パラサイトは、鉄・ニッケル金属の中に黄緑〜オリーブ色のオリビン結晶が入る石鉄隕石の一群です。薄く切った標本ではオリビンが光を透かし、金属との対比が非常に美しいことで知られます。
- パラサイトは、鉄・ニッケル金属の中に黄緑色のオリビン結晶が入る石鉄隕石
- 薄く切るとオリビンが光を透かし、金属とのコントラストが非常に美しい
- 「金属+石」の両方が目立つ、隕石の中でもかなり個性的なタイプ
石のきほん|基本データ
| 名前 | パラサイト |
|---|---|
| 分類 | 石鉄隕石(pallasite) |
| 化学組成 | 鉄・ニッケル金属+主にオリビン |
| モース硬度 | 金属とオリビンの複合体のため一律評価しない |
どんな石?
パラサイトは、鉄・ニッケル金属の中に黄緑〜オリーブ色のオリビン結晶が入る石鉄隕石の一群です。薄く切った標本ではオリビンが光を透かし、金属との対比が非常に美しいことで知られます。オリビンの宝石質変種はペリドットで、金属主体のギベオンと比べると分類の違いが分かります。
Fe-Ni金属
鉄・ニッケル金属が母体をつくります。
オリビン結晶
黄緑〜オリーブ色のオリビン結晶が金属中に散在します。
石鉄隕石
金属とケイ酸塩鉱物の両方が目立つため、石鉄隕石に分類されます。
STONE STORY|成り立ちと名前
石鉄隕石は金属とケイ酸塩をほぼ同時に含む隕石です。パラサイトの黄緑色結晶は主にオリビンで、宝石質ではペリドットとして知られる鉱物グループにつながります。パラサイトの成因は長く「小天体の核とマントルの境界」と説明されてきましたが、近年は衝突・混合過程の関与も議論されており、単純な一つの成因だけでは説明しにくいとされています。
石言葉・文化的な楽しみ方
天然石市場では色・模様・由来からさまざまな石言葉や願い事が語られます。いしみるでは、科学的な性質・地質学的な成り立ちと、文化的・商品的な意味づけを分けて紹介します。
選ぶときに見るところ
隕石の固有名、オリビン結晶の透明度・割れ、金属部の腐食、切断・研磨状態、含浸処理の有無を見ます。「パラサイト」は分類名なので、EsquelやImilacなど個別隕石名も確認します。
処理・類似石・表示の注意
透明なオリビンを金属へ埋めた人工品でも似た見た目は作れます。高額標本では、隕石名と来歴、分類資料を確認します。
主な産地・分布
世界各地の複数のパラサイト隕石が知られます。代表例としてチリのImilac、アルゼンチンのEsquelなどがあります。
Imilac
チリで知られる代表的なパラサイト隕石。
Esquel
アルゼンチンで知られる美しいオリビン結晶を含む代表例。
世界各地
パラサイトは単一地域の産物ではなく、複数の隕石落下・発見例があります。

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お手入れと保管
金属部は錆びやすく、オリビンは割れやすいことがあります。湿気・塩分・急な温度変化を避け、乾燥状態で保管します。
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