ゴールドインクォーツとは?水晶中の自然金・パイライトとの違いを解説
ゴールドインクォーツは、石英脈の中に自然金(Native Gold)が粒や細い脈として入った鉱石・装飾石です。金色に見える部分が必ず金とは限らず、黄鉄鉱や黄銅鉱との区別が重要です。

この標本では、白い石英の間に細かな金色の部分が分布しています。大きな金塊だけでなく、こうした小さな粒の広がりもゴールドインクォーツの見どころです。産地と寸法は掲載元の標本情報で、この写真だけから別の石の金含有量や産地まで判断することはできません。
- ゴールドインクォーツは、石英の中に自然金が粒や細い脈として入った鉱石・装飾石
- 白〜透明の石英に本物の金色が走るため、鉱石らしい迫力をそのまま楽しめる
- 金色に見える部分が黄鉄鉱や黄銅鉱のこともあるので、「黄色い=金」とは限らない
石のきほん|基本データ
| 名前 | ゴールドインクォーツ/Gold in Quartz / Gold Quartz |
|---|---|
| 分類 | 石英+自然金を含む鉱石・複合素材 |
| 化学組成 | Quartz SiO₂ + Native Gold Au |
| 結晶系 | Quartz: 三方晶系 / Gold: 等軸晶系 |
| モース硬度 | Quartz 7 / Gold 2.5〜3 |
| 色 | 白〜透明石英中に金黄色の粒・脈・樹枝状金 |
自然金
黄金色で、塊状・薄片状・不規則形など。展性があり、押すと変形する性質があります。
パイライト
黄銅色〜金色で、立方体など明瞭な結晶形を示すことがあります。自然金のような展性はありません。
見分けの基本
水晶中の金色粒は複数候補があるため、色だけで自然金と決めないことが重要です。
STONE STORY|名前と成り立ち
カリフォルニア、アラスカ、オーストラリアなどの金鉱地で、白い石英脈と金が共生する標本が古くから珍重されてきました。
石言葉・文化的な意味
天然石市場では「富」「成功」など金そのものの象徴性が強く出ます。いしみるでは、鉱石としての金と石英の成因を中心に扱います。
選ぶときに見るところ
金色部
Native GoldかPyrite/Chalcopyriteか確認。
展性
自然金は柔らかく延びるが、標本を傷つけるテストはしない。
分析
高額品はXRF等の金属確認情報があると安心。
処理・類似石・表示の注意
『Gold Quartz』という名前だけで自然金含有を保証しません。母体は水晶でも、金色部はパイライトや黄銅鉱など別の金属鉱物の場合があります。色だけで自然金と決めず、高額品では分析情報を確認します。
石英質の母体と金属光沢の鉱物を組み合わせて見るなら、マーカサイトインクォーツも比較になります。自然金を含む石とは分けて、母体と共生鉱物の表示を読み比べてみましょう。
主な産地・分布
米国、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、日本など多くの石英脈型金鉱床で知られます。
石英脈型金鉱床で知られる地域例:米国(カリフォルニア・アラスカ)、オーストラリア、日本など
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お手入れと保管
金は柔らかく、表面露出部は擦ると変形することがあります。研磨剤を避け、柔らかい布で扱います。
参考資料・出典
複合素材・岩石・流通名では、商品名だけで鉱物種や産地を断定せず、確認できる範囲を明示しています。
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