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水晶中にシナバー(辰砂、HgS)が包有・共生する複合素材。母体は硬い石英でも辰砂は柔らかい水銀鉱物なので、粉砕・研磨・加熱を避けて扱います。
まず3つだけ- 水晶とシナバー(辰砂)が包有・共生する複合素材
- 水晶は硬度7でも、シナバーは硬度2〜2.5と柔らかい
- 水銀鉱物を含むため、粉砕・研磨・加熱を避けて標本として扱う
石のきほん|基本データ
| 分類・組成 | Quartz SiO₂+Cinnabar HgS |
|---|
| 硬度 | Quartz 7 / Cinnabar 2〜2.5 |
|---|
どんな石?
水晶中にシナバー(辰砂、HgS)が包有・共生する複合素材です。母体は硬い石英でも辰砂は柔らかい水銀鉱物なので、粉砕・研磨・加熱を避けて扱います。赤色の別鉱物としてヘマタイトもありますが、成分も扱い方も異なります。
シナバーインクォーツの構成母体:水晶(Quartz / SiO₂)+包有・共生鉱物:シナバー(Cinnabar / HgS)。水晶の硬さだけで扱わず、辰砂の柔らかさと水銀鉱物である点にも注意します。
いしみる作成|模式図。実物写真ではありません。
構成鉱物を実物写真で見比べる
シナバー(辰砂)の実物標本。シナバーインクォーツでは、この赤色鉱物が水晶中に包有・共生します。
水晶の実物結晶。シナバーインクォーツでは母体となる石英側の参考です。
シナバーと水晶が共生する実物標本。中国・貴州省Tongren Mine産。写真:Rob Lavinsky / iRocks.com / CC BY-SA 3.0。選ぶときのポイント
- 赤色部の位置:辰砂が水晶の内部に包有されているのか、表面や割れ目に共生しているのかを確認します。
- 素材名の根拠:「シナバーインクォーツ」は複合素材としての呼び名なので、赤い部分を色だけで辰砂と断定せず、販売説明や鑑別情報を見ます。
- 状態:粉が出る、表面が崩れる、強く研磨された個体は扱いに注意。母体の水晶が硬くても、辰砂は柔らかい鉱物です。
- 用途:標本として観察するのか、アクセサリーとして身につけるのかで扱い方が変わります。加熱・研磨・粉砕を伴う加工は避けます。
お手入れ
水晶部分が硬くても、共生するシナバーは柔らかい水銀鉱物です。粉砕・研磨・加熱を避け、日常は強くこすらず柔らかい乾いた布で表面のほこりを軽く落とします。粉が出る標本や状態不明の個体は触りすぎず、販売者・標本管理の案内を優先してください。
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シナバー
赤色部をつくる鉱物を確認。

水晶
母体となる石英を確認。

ヘマタイト
赤色系の別鉱物として比較。
関連4コマ|シナバー。シナバーインクォーツでは、赤い辰砂そのものの性質を知る補助導線です。参考資料・出典
Mindat — Cinnabar
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